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遺言とは 2010/11/06

遺言とは

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[質問]

 遺言とは何でしょうか
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[回答]

 遺言とは、被相続人の最後の意思表示です。

 遺言書として生前に自分の意思を表示しておけば、被相続人
(遺言者)の死後にその意思を実現させることができます。

 遺言書にはいくつかの種類がありますが、代表的なものは下記の
2種類です。

┌────┬──────────┬──────────┐
│        │自筆証書遺言        │公正証書遺言        │
├────┼──────────┼──────────┤
│        │◇全文と日付及び氏名│◇公証役場で2人以上│
│        │を自書し、押印します│の証人の立会いのもと│
│概要    │。                  │に、遺言の内容を公証│
│        │                    │人に口述し、公証人が│
│        │                    │遺言書を作成します。│
├────┼──────────┼──────────┤
│        │◇いつでも、どこでも│◇内容が明確で、証拠│
│        │作成できます。      │力が高く安全確実で、│
│        │◇誰にも知られずに作│無効になる恐れがほと│
│        │成できます。        │んどありません。    │
│メリット│◇費用がほとんどかか│◇偽造・紛失の心配が│
│        │りません。          │ありません。        │
│        │                    │◇遺言者の死亡後、家│
│        │                    │庭裁判所での検認手続│
│        │                    │は不要です。        │
├────┼──────────┼──────────┤
│        │◇形式の不備や、不明│◇証人(立会人)が必│
│        │確な内容になりがちで│要です。            │
│        │、後日トラブルが起き│◇費用がかかります。│
│デメリッ│る可能性があります。│                    │
│ト      │◇偽造・隠匿などの心│                    │
│        │配があります。      │                    │
│        │◇遺言者の死亡後、家│                    │
│        │庭裁判所での検認手続│                    │
│        │が必要です。        │                    │
└────┴──────────┴──────────┘
※遺言書の作成方法については、民法で定められています。

 相続が開始した際、遺産分割について被相続人が作成した遺言が
あれば、相続人はその遺言書の内容に従って遺産を分けることにな
ります。時々、遺言書があっても、相続人のうちの一部の者が遺言
の内容に反対すれば遺言に従う必要がないと勘違いされている方が
いらっしゃいますが、それは誤りです。

 遺言書を残しておけば、相続人間での無用な争いを避けることが
できます。


            
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